樋口一葉歴史上の人物【明治時代の人物】

歴史上の人物を紹介します。明治時代の人物を簡単に説明します

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雅俗折衷体

5000円札の顔として有名な樋口一葉ですが、彼女は明治の文学史に残る作家でもあります。


しかし、教科書に作品が登場することが少ないせいか、どうも印象がうすい気がします。


樋口一葉が分断にデビューしたのは21歳のこと。そして肺結核で亡くなったのは24歳のとき。つまり彼女の活動年数というのはたった4年なのです。


この短い間に作品を発表し、かつ日本の文学史に名を残したということはほとんど奇跡に近いといえるでしょう。


女性だから特別視されたのだろうと思う向きもあるかもしれませんが、樋口一葉は作家として、夏目漱石、森鴎外、島崎藤村ら堂々たるメンバーが並ぶ大作家と比べても決して見劣りはしない、掛け値なしの大作家です。


短期間の間に「大つごもり」「たけくらべ」「にごりえ」などの名作を次々と世に送り出し、評論家の賞賛を受けました。


とくに「たけくらべ」は、森鴎外、幸田露伴、斎藤緑雨という大御所が絶賛したことで有名な名作です。


そして、この「たけくらべ」で注目したいのが「雅俗折衷体」という文体ですね。


雅俗折衷体というのは、文語体と口語体とを混合した文体のことで、ふつう地の文は文語体、会話は口語体で書かれます。


雅俗折衷体は明治20年代中期以降に盛んになりました。


雅俗折衷体は少々読みにくい面もあるのですが、「たけくらべ」の文章自体は美文ですので、とっつきにくいと思う方は最初にCDブックで聞くことをおすすめします。最初はその方が親しみやすいかもしれません。

樋口一葉と五千円札

樋口一葉も、紙幣になっていますので、顔を見ることの多い人物だと思います。

日本の紙幣ですと、女性の肖像としては、一葉がはじめてですね。ちなみに、紫式部は肖像の扱いではありませんので。


「たけくらべ」などで有名な一葉ですが、紙幣になったのは、女性を紙幣に採用したかったという政治的な判断と、逆に一葉自身、与謝野晶子などに比較すると、政治的な活動をしていないので、採用しやすかったとも言われています。

紙幣になったことについては、皮肉な見方もありますが、一葉自身は、文学的に評価の高い人物だったというのは事実です。